貴方の為に流した血



「では…母上、父上、レニー、そろそろ失礼するよ」


ドアを開け、出ようとする。


「…キルト」


王妃がキルトを呼び止める。


「お見合いのお話、どうするつもりかしら?」


「…結婚出来ないとお伝え下さい…」


「キルトッ!?」



そのままキルトは私の腕を掴んで部屋を出た。







「あのっ…早いです!」

「あ…悪い…」


歩くスピードを遅くしてくれる。
なんか、優しいな…なんて。