貴方の為に流した血



…ふと、ベッドの方から声が聞こえたような。

急いでベッドに戻る。


すると、あの王子様が目覚めていた。


「…王子様、お目覚めですか」


「ああ、それより…"王子様"じゃなくてキルトでいい」


「キルト…?」


「俺の名だ」


「かしこまりました」


「…お前、名は?」


「カレン」


「分かった」


何事も従わなければ、いけない。
そんな暗黙のルールが見えた。