そして次の日。
あたしたちは、澪菜さんを連れて一之瀬さんの家に来た。

呼び鈴をならすとそこには穏やかな顔をした一之瀬さんがいた。

「おはようございます」

「……はよ…早速だけど、本題入って良いか?」

挨拶もそこそこに陽菜は、そう訪ね本題に入ろうとした。

「本題って何?」

「澪菜さんのこと」

「澪…菜…のこと…?」

陽菜の言いたいことが分かったのか、一之瀬さんの声は掠れ顔色は真っ青になっていた。