「ちょっと水乃っ本当にあんた早川と付き合ってないの!?」



友達が、ググッと顔を近づけてくる。



「違うよ?あたしと早川くんはただの幼なじみ」



そう‥‥幼なじみ。



部活のために教室を出て行った早川くんの後ろ姿を想像して、ドアを眺める。