Melt〜甘く溶けてゆく〜

「俺様のことが嫌いな女がいるなんて納得できないんだよ‼」



訳がわからない。



「つまり、貴方が納得するために私を貴方に惚れさせる、と。」



「そういうことだ。」



何故この人は、こんな訳がわからないことを自信満々で言えるのだろうか、、。



「私が貴方に惚れるなんてあり得ないし、迷惑なんで金輪際近づかないでください。」



かなり力強い口調で言ってやった。



「な⁈近づかなかったら流石の俺様でも惚れさるのは難しいぞ!」



いや、近づかれても惚れないし、、、。



白けた表情で見ていると、いきなり何かに気がついたようにニヤけながらこう言った。



「お前、近づかれたら俺様に惚れちまいそうでコワイんだろう?」


「はぁ?そんな訳ないです。惚れるなんてあり得ないって私さっきもいいましたよね?」



「じゃあ、証明して見せろよ。俺様が近づいても本当に惚れないのか。」



「望むところです。もし私が貴方に惚れたら、学校を全裸で三周しょう。」



「よし、決まりだな。」



五十嵐春樹は笑った。



、、、しまった。やってしまった。



これにて、私、夏美波と五十嵐春樹の闘いの火蓋が切って落とされたのだ。