Melt〜甘く溶けてゆく〜

来ると思っていた痛みはなく、代わりに両腕を掴まれている状態だ。




目を開けると顔が近いことに驚いた。



「よく聞け。」




五十嵐春樹の顔は真剣そのものである。



「お前を絶対、俺様に惚れさせてやる。」



、、、え?



「もし、できなかったら、裸で学校を一周しても良い。なんせ惚れさる自信はあるしな。」



なんかすごくアホなことを言ってらっしゃる、、、。



「あの、別に私のこと何か惚れさせなくても、貴方には彼女が多勢いますよね。何故に私を惚れさる必要があるのですか?」



「確かに俺様はモテる。お前みたいな生意気で生真面目そうな女に興味なんてない。」



生真面目で悪かったな。



「でもな、、、」



真剣に私を見つめている。



この人顔だけはいいので、不覚にもドキッとしてしまう。