Melt〜甘く溶けてゆく〜

「遅い、この俺様を待たせるなんていい度胸だな。」



屋上にいたのは森島君でなく、今私が会いたくない人ナンバー1、



五十嵐春樹だった。



「なんであなたがここにいるんですか?私は確か森島君とかいう人に呼ばれたはずですが。」



「お前、俺が呼んだら来たか?」



「行く訳ないじゃないですか。忘れたんですか?私は貴方が嫌いなんですから。」



「また、嫌いって言いやがったな。」



五十嵐春樹の顔には、怒りが現れている。



分かりやすい人だな。




「何度でも言いますよ。嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い!」



自分でも正直子供の様な態度をとってしまったと自覚している。



でも、ここで引かないのが私だ。




「お前なぁ、、、!」



五十嵐春樹はもう完全に怒っている。



私の方に腕を向けてきた。



殴られると思い、私は目を閉じた。