オオカミとお姫様

「なっななななっっ///」

少し遅れて声が出たようだ。
かわいい。

「ちょうどいい高さだ」

「れっ玲央ぉ…その…」

またそうやって甘ったるい声で俺を呼んで…
もっと意地悪したくなるじゃんか。

「どかないよ。俺はこれから寝るんだもん」

「えっ!?」

『驚き』を最大限に表現した顔になっていた。
そんなに驚くことなのか…

そんな顔の詩音に手を伸ばす。

「起きた時に詩音の顔が見れたら俺は満足だ」

俺の本音。
起きて一番最初に詩音の顔が見たい。
俺、わがままだな(笑)

そんなことを思いながら頬に触れていた。