オオカミとお姫様

「へぇ~」 「そうなんだぁ」

「なっなんですか?」

「まぁ確かにそうかもしれないね。最初の頃と比べたら随分変わったかもね」

「うんうん。最初はちょー怖かったもん」

「それは同感です。初めて会ったときはすごく怖かったです(笑)」

やっぱ怖かったんだ。
金髪なだけでそんなに怖いか?

「そうだね。金髪の人ってそういないもんね」

「…怖くて悪かったな」

「「「…っ!!」」」

寝たふりするの我慢できなくて起きた。
そしたら3人ともびっくりしていた。

「起きてたんだ」

「起きてちゃ悪いかよ」

売り言葉に買い言葉。

「別にそんなこと言ってないけど」

この女、嫌いだ。
俺から詩音を遠ざけようとするから。

「あっそ。あ、こいつ借りてくから」

「あっちょっと、良いよだなんて言ってないでしょ」

そんなの関係ない。
そんなことを思いながら詩音を連れ出した。