オオカミとお姫様

「詩音は俺のもんなんだって自覚しておいて」

「ぁ…」

俺の醜い嫉妬。
けど、隠し過ぎるのはやめたんだ。
…それよりも、なんだよ。
色っぽい顔しやがって。

「その顔、もう1回してほしいの?」

「えっあ…」

これ以上にないくらい赤く染まった頬。
というより顔。
真っ赤なリンゴのようになっていた。

「フフッ…それ以上はやめておいてやるよ。詩音顔真っ赤」

「れっ玲央のせいです…」

「そうだな」

そうやって俺のことだけ考えていればいい。
俺が目の前にいる時だけでも。