オオカミとお姫様

「あーもう!!そんな風に見つめるなよ!余計に緊張するだろうがっ」

「すっすみません…」

目を逸らした詩音。
俺もなんか恥ずかしくて視線を逸らす。

「行くぞ」

「はっはい…」

詩音を連れて河原から出た。
久しぶりに触れた詩音の腕に俺の鼓動の高鳴りが聞こえてしまいそうで緊張する。
余計に速く動く心臓。
…調子狂う。
でも嫌じゃない。
詩音だからかな。
詩音になら伝わってもいいかも、なんて思ってる。