「…私、玲央の事が好きです。大好きです」
…え?は!?
なっ何を言い出してるんだ!?
「だから、玲央がどんなに私を嫌いでいたとしても私は玲央を好きでいます。私がこんなわがままになったのは玲央のせいですから。玲央と出会わなければ、こんな風に好きになることも、一緒にいたいと思うことも、寂しくて、不安で泣いてしまうこともなかったです。弱虫のままの私だったと思います。だから…だから…っ…」
俺が詩音を嫌いになる?
ありえない。
一緒に居たいって…
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
これは現実なのか?
幻なのか?
ほっぺをつねってみる。
…痛い。
どうやら現実のようだ。
詩音は何かまだ言おうとしている。
だけど嗚咽で聞き取れない。
詩音が俺を好きだって。
大好きだって。
一緒に居たいって、寂しくて不安で泣いていたなんて…
そんなの知らなかった。
いや、なんとなくわかっていたけど、知らないふりしてた。
無意識のうちに…
それが自分を守るためなんだって…

