オオカミとお姫様

誰も追いかけてこなかった。
別に追いかけてほしいわけじゃないけど。

外に出ると、目の前に車が止まった。
中から出てきたのは長谷川だった。

「坊ちゃま、お乗りください」

長谷川の好意に甘え、車に乗った。