オオカミとお姫様

黒い車が河原にとまった。
中から…親父と母親が出てきた。

「玲央」

親父が俺の名を呼ぶ。
俺は川から出る気はない。
出たら終わり。

「あんたらと話すことはない。帰ってくれ」

「何を言っている。話すことはあるだろう。今すぐそこから出てきなさい」

「やだね」

「はぁ…おい、引きずり出せ」

親父の言葉でSPが動き出す。
5人に囲まれる。
…逃げられるわけねぇよな。

あっさりと捕まり、車の中へ。