死神の見習い

治療室に搬送されていた慎也の呼吸は浅い


死神が手を慎也の喉元に翳すと蛍の様な玉が光の尾を引き、死に神の手に吸い寄せられた


(ありがとう。お兄ちゃん)


頭に響く慎也の声はか細い。

死神はゆっくり、慎也と繋がる光の尾をハサミでプツンと斬ると、慎也に取り付けられた機械が甲高い音を発する。

ピ――――――…

俺の頬を熱いモノが伝う


死神は俺を見て


『死を見て、生を知り成長する』


ナゾナゾみたいな言葉を残し、
姿を消した

俺は成長したんか??

わからん…

わからんけど

     俺の答えは変わった



…―――いつ死ぬんですか?



俺にもわからん