「別にいいよ?」
大切な話なんだろうし、邪魔しちゃいけないことぐらい馬鹿なあたしでも分かってる。
だから、あたしは気を利かせていつ言ったって言うのに……
「いちいち紗羅はうるさい。」
こんなことを、あたしの弟は口にする。
こんな風に育てた覚えなんてないのに。
いつから、こんなに生意気になっちゃったわけ?
それと同時に駿の言葉に乗っかる様に龍兄まで立ち上がって「そうだぞ」なんて言ってくる。
こうやって、あたしを高校に送ってくれる理由は簡単。
あたしが龍兄の妹で、紅虎にとっちゃ拉致されちゃいけない存在だから。
