「……」
「紗羅、驚かない…の?」
あたしが、黙ったままでいると、横に座っていた蒼空があたしの顔を覗き込みながら不安そうに聞いてきた。
龍仁の言葉に、驚かなかったわけじゃない。
何となく、屋上に来たときから察しはついていたから。
「…別に」
あたしがそう言うと、ここにいる全員が目を見開いた。
「おい!俺様たちのことどう思う!」
朔夜が偉そうに聞いてきた。
こいつらは、あたしに、何を求めてるんだろうか…。
「五月蝿いやつ。」
素直に思っていることを言うと…
「…ちげぇ。龍月のことだ。」
今度は、龍仁が聞いてきた。
どう思う、って聞かれても困るんだけどなー……。
