ー紅虎ー 壱




「…別に言いたくないなら言わなくても良い」


そこまでして、あなたたちの中に深くは入らない。

いや、入っちゃいけない……───。


それに、興味もないから。
このまま聞かない方が良かったって思う話もあるわけで。


「…俺たちは……」

蒼空とは比べものにならないぐらい、地の這う様な声であたしへと視線を向けたのは、神山龍仁。


たった、この一言で周り一体が静まった様な気さえした。












「……関東No.1暴走族“龍月″…───だ」