「な、な、何で此処に女がいんだよ!おい、蒼空!てめぇが連れて来たのかよっ!」
終始大声を出し続けながら、喋る男にある意味尊敬する。
「ほんとに、さっくん五月蝿い!それより、この子今日転校してきたんだ!」
そうやって、五月蝿い男以外にあたしのことを話し出した。
「…転校生?蒼空のファンの子?」
落ち着いた声で少し首を傾げながら聞いてきた。
「うーうん、違うよ!僕たちのこと知らないって言うから紹介してあげるって言って連れてきたの!」
その言うと、前の落ち着いた紳士的な男は酷く目を見開いた。
「俺たちのこと、知らないの?」
あたしの目を見ているから、あたしに聞いているんだろう。
「あたし、あなた達と会ったことあるの」
教室でも、立花蒼空に聞かれたからあたしが忘れているのかもしれない。
「いや、」
「なら、知るわけない。」
そんなに、あたし知られていないはずだから会ってないことは間違いないみたい。
「…座れ」
すると、今まで腕を組みながら目を瞑っていた一際目立つ金色の髪の毛の男があたしを見上げながら言ってきた。
