ー紅虎ー 壱




どうやって、静かにさせるかなんて分かるわけないし、紘と話をしながら落ち着くのを待った。


少ししてから、周りは静かになった。


「…じゃー、自己紹介してくれますか?」

あたしに聞こえるように言ってきた。



「…ん。…赤月 紗羅」

「じゃー、窓側の一番後ろの席でいいですか?」


あたしが、自己紹介するのが面倒くさいと知ってるのか何も言わなかった。


「そこがいい」

「フッ、どうぞ。今は俺の授業なんでサボらないで下さいね?」


何が面白いのか笑いながら誘導してくれた。