ー紅虎ー 壱




「紘があたしの担任なの?」


「あ、はい。紗羅さんは1の3です!」


これから、やっていかなくちゃならないクラスまで教えてくれた紘。

うん、とっても親切なんだけどさ。
現実突きつけられちゃうよね。


「…行こ」

クラスも分かったわけだし、にすつずっと居るわけにもいかない。

さっさと行ってさったと帰ろう。


「琉ちゃん、またね。」

出る時に、琉ちゃんの方へ振り向くと短く返事をしながら見送ってくれた。


「あたしのクラスには族はいるの?」


クラスへ向かう途中、気になったことを紘に聞いてみた。


「あれ?琉二さんから聞いたんですか?うちのクラスには少しですがいますね。」


少し、か。

ならまだ大丈夫だね、きっと。


これ以上深くは聞かない方が身のための様な気がする。


「…そう」


そんな話をしていると、目の前に【1-3】と書かれたプレートと共に教室が目に入った。


中からは、授業中だと思うけど騒がしくて大きな笑い声まで聞こえてくる始末。



……ほんとに、ヤンキー高なんだね…。