…辞めるなら、今だ。
あたしはそう思って勢い良く立った。
「何しようとしてんだ」
……もう、ばれたみたい。
少しばれたことにイライラしながらももう一度座った。
「あのさ、今って何時間目なわけ?」
すると、琉ちゃんは
「3時間目か4時間目だな」
なんて、のんきに答えた。
…まぁいいや。
これが琉ちゃんだと思えばいいんだもんね。
「じゃあ、行かないと。」
このまま、入学早々一日出ないのはやばい。
「…ちょっと待て」
そう言って、あたしの動きを止めたのは
いつもと全然違った“族の顔”の琉ちゃんだった………―――。
