ー紅虎ー 壱




そう、誇らしげに言う琉ちゃんは昔と同じですごくカッコよく見えた。

「でも、良くまとめられたね」

「あ?ここすっげぇ荒れてんの知らねぇで来たのか?」


その言葉に、あたしの思考回路が一時ストップした。


ちょっと待って。

「ここ、荒れてるの?」

そんな話、龍兄から一度も聞かされてない。

「まさか、龍弥もそのこと知らねぇまま手続きしたんじゃねぇか?」


なんて、のんきにタバコを吸い始める琉ちゃん。


まず、ここ学校だし。
禁煙とか当たり前だと思うんだけど。
しかも、ここ部屋だし。


「…有り得ない」