「お兄ちゃん、おっきろぉぉ!」

奇声と共に何かが跳躍する気配。

俺はさっと身を引く。

直後に、さっきまで俺の身体があった場所に何かが降ってくる。

「何してんだ・・・・・・」

降ってきた物体にそう声を掛ける俺。

「かわされたか・・・・・・」

降ってきた物体が残念そうに呟く。