「わわ・・・・・・」

きょ、今日の優斗君どうしたんだろう。

今まで手繋いだりとかなんてしなかったのに。

私としては、凄く嬉しいんだけど・・・・・・。

「嫌なら離していいぞ?」

また火照ってきた顔を伏せると、そう言われる。

嫌なんて絶対ない!

でも、何か変に緊張しちゃって声に出せなかった。

だから、握られた手にちょっと力を込めて、きゅっと握り返す。

「ん」

それでも、嫌がってないって優斗君に伝わったみたいではにかんだ顔を向けてくれた。