「なー、美月」

お昼休み。

優斗君が声を掛けてきた。

「なぁに?」

「昼どうすんだ?」

「うん、お弁当持ってきたよ」

前の学校でもお弁当持参だったし、普通に持ってきちゃった。

「お弁当あるんだ。いいなー」

横ではあーちゃんがそう言ってる。