「あっ!歩ちゃん。
『池の神様のおまじない』知ってる?」
美希姉ちゃんは
突然何か思い出したかのように話始めた。
「池の神様?」
「うん。歩ちゃんの通う
小学校の裏にある山に池あるでしょ?」
「うん…。」
たしかちょっと大きい池があったはず。
「そこには願いを叶えてくれる
神様がいて満月の夜に池に向かって
願い事を言うと叶えてくれるんだよ。
昔、私が小学生の時流行ったなぁ。」
「そーなんだぁ。」
池の神様かぁ……。
「さて、そろそろ帰ろっか。
結希も心配してるよ。」
「うん。」
夕日に染まった道を
美希姉ちゃんと手を繋いで帰った。
「ねぇ、美希姉ちゃんは
そのおまじないしたことあるの?」
「私はないよ。試そうとしたら
親に見つかって止められた。
まぁ、夜だし危ないからね。
たしか私の友だちにおまじないをして
叶ったっていう人いるよ。」
「へぇー!!」
もし、おまじないをしたら…。
願いを叶えてくれる…?

