「おーい、歩。そろそろ出かけるぞ。」

「あっ、うん。」

「ん?何読んでるんだ?」

「この前実家から送られてきたの。
『過去の私からの手紙』。」

「へー。何て書いてるんだ……
お前、こんな事書いたのかよ。
しかも美人って…お前、美人になってるか?」

「うるさいなー。でも1つだけあってるよ!!」

「まぁそうだな…。
歩は昔から言ってたもんな。」

「これだけは絶対だったからね!!」

「ほら、そろそろ行くぞ。
美希姉が待ってる。」

「はーい!」



手紙の最後にはこう書いてありました。