「ゆーちゃん!!」

「何だよ?」

「大好きっ!!」

「はいはい。」

「大好き大好き大好きーー!!」

「分かったから…ほら、帰るぞ。」

ゆーちゃんの顔は少し赤くなってた。

「ゆーちゃん顔赤い…。」

「うるせぇ、赤くなってねぇよ!!」

そう言うとゆーちゃんは私の手を握った。

ゆーちゃんの手は大きくて温かい…。

「さっさと帰っておばさんの説教だな!!」

「はーい。」

それから私達は
少し傾いた満月が照らす道を
手を繋いで帰っていった。



家に着いた後、
もちろんお母さんに
ものすごく怒られました。