バシャバシャ……

「もう少し向こうかな……
ハックシュッ!!。」

少し寒くなってきた。

ずぶ濡れだから
夜の空気の冷たさが更に体に伝わる。

「寒いよ…。」

でも、見つけなきゃっ!!


ガサガサッ


「なっ何!?」

茂みの向こうから音が聞こえた。

懐中電灯が無いから
周りの様子が分からない。

ガサッガサッ…

段々近づいて来る。


怖い!!

誰かっ!!


「ゆーちゃんっ!!」