今日もまた、何気ない一日が始まる。
「おはよーかおり 昨日は眠れたの?」
「おはよ。美咲眠れたよ」

この子は私の親友佐藤美咲。明るくて素直な子。バスケ部の副キャプテンをしているの。

「ねね、ところでさ。康士朗さんとはどうよ??」
「どうもないよ。いつもどおり。」
「えーーーつまんない!!かおりって康士朗さんが好きなんじゃないの?」
「ちょっと!そんなでかい声で言わないでよ 康士朗に聞こえたらどうするの」
「別にいいじゃん~もう知られてるんでしょ?」
「それはそうだけど・・・やっぱり駄目!」

さっきから出てくる『康士朗』とは私の好きな人。松田康士朗っていうんだ。
サッカー部に入っててとっても上手でかっこいいの。

外見だけが好きなんじゃないけど、嫌いかって言われたら嘘。それに、誰にでも優しいから誤解を招いちゃうんだ。私なんてかれこれもう想い続けて8年目・・・。これから先なんて検討もつかないよ。

これから私の恋はどうなっちゃうのかな。