酒乱の父…大嫌い

そして祖母の元へ……

祖父は祖母の顔を見、その時初めて涙を流した。
現実をまのあたりにしたのだろう。


私と弟は祖母の顔を見るのが怖く、見れなかった……

母が祖父の肩にそっと手をあて、
「きっと祖母は天国で幸せになりますよ。私達にも幸せになってほしいと思っているでしょから…どうか元気を出して祖母の分まで幸せになりましょ」と言い、しばらくは沈黙のまま皆祖母の近くで泣いていた。
涙が次から次へ溢れ、止まらなかった。