忘れ去られたキオク




アイリスが帰って、椎菜も来ない。



そんな寂しい教会の中で、俺は1人思った。



...これが、嵐の前の静けさ...か。



そして、フッと笑ってしまった。



その嵐を作るのは、他でもない俺なんだよな。



今まで積み重ねてきた椎菜との思い出も。



嵐で吹き飛ばしてしまおう。



俺がそこまでして、嵐を作ろうとするのは、それが使命だから。



椎菜を天国に連れていくこと。



それが使命だから。