忘れ去られたキオク




一抹の不安を抱えながら迎えた今日。



朝、家から外に出ると、1日ぶり?2日ぶり? ま、どっちでもいいけど。



久しぶりの外の空気を胸いっぱいに吸い込んで、教会の隣、翔平の家に向かった。



インターフォンを鳴らさず、ドアを開けるのはいつものこと。



ゆっくりとドアの隙間から顔を覗かせるとシンとした雰囲気が漂ってきた。



見慣れた翔平の家に一歩踏み出すと、足が自然に向かうのは1つの部屋。