「なるほどねぇ。確か、あの小生意気な巫女の許婚が『コウサキレン』とか言ったねぇ」
「……」
塀を背に白露は口を開いた。
「あの小娘も、東京まで出て来たんだね。じゃあ、島は誰が守ってるんだい?」
「……」
「今、島が襲われたら困るだろうねぇ。皆殺しにして、帰る場所を失くしてやろうか?」
「……」
「――ちょっと。返事くらいしたらどうなんだいっ!」
白露はカッとして注意が散漫になった。
その隙を見逃さず、蓮は『光剣』を手に上段から斬りかかった。今度は服ではなく、右上腕を切り裂いた。白露の体から血が飛び散る。それは、普通の生物と同じで真っ赤だ。
「おい、娘! さっさと逃げろ」
愛子は光崎蓮と名乗った青年を残し、コンビニのある大通りに向かった。
北案寺では足が竦み動けない愛子だったが、二度目ともなると違う。愛子は全力で走り、街道に飛び出した。
すうっと息を吸い、悲鳴を上げようと一気に吐き出す。
「きゃぁ」
「愛ちゃんっ!」
悲鳴は突如中断させられ……なんと、目の前に立っていたのは海だ。
愛子はその瞬間、手にした通学カバンで海の顔を横殴りにした!
朝っぱらから、まるで、母と愛子が出て行くのを待ってましたとばかりに姉と妙な真似をするなんて。しかもそのとき、愛子は先日の美少年虎の仲間に襲われ、危うく餌になるところだったのだ。
「朝っぱらから何サカってんのよ! この変態!」
「……」
塀を背に白露は口を開いた。
「あの小娘も、東京まで出て来たんだね。じゃあ、島は誰が守ってるんだい?」
「……」
「今、島が襲われたら困るだろうねぇ。皆殺しにして、帰る場所を失くしてやろうか?」
「……」
「――ちょっと。返事くらいしたらどうなんだいっ!」
白露はカッとして注意が散漫になった。
その隙を見逃さず、蓮は『光剣』を手に上段から斬りかかった。今度は服ではなく、右上腕を切り裂いた。白露の体から血が飛び散る。それは、普通の生物と同じで真っ赤だ。
「おい、娘! さっさと逃げろ」
愛子は光崎蓮と名乗った青年を残し、コンビニのある大通りに向かった。
北案寺では足が竦み動けない愛子だったが、二度目ともなると違う。愛子は全力で走り、街道に飛び出した。
すうっと息を吸い、悲鳴を上げようと一気に吐き出す。
「きゃぁ」
「愛ちゃんっ!」
悲鳴は突如中断させられ……なんと、目の前に立っていたのは海だ。
愛子はその瞬間、手にした通学カバンで海の顔を横殴りにした!
朝っぱらから、まるで、母と愛子が出て行くのを待ってましたとばかりに姉と妙な真似をするなんて。しかもそのとき、愛子は先日の美少年虎の仲間に襲われ、危うく餌になるところだったのだ。
「朝っぱらから何サカってんのよ! この変態!」

