一方、流火は相当パニクってるようだ。
「冗談じゃないや! あの島に閉じ込められて一生を終えるなんかゴメンだからなっ! 貴様を殺してやる。絶対に殺す。ぶっ殺す!」
牙を剥き、流火は海に襲い掛かった。
「きゃあっ!」
海は愛子を抱きかかえ、後方に飛びずさった。そして、佐々木警部に愛子を預け、可能な限りふたりから離れる。
流火は海を追い、後方から飛び掛かる。
だが、それより一瞬早く、海の右回し蹴りが流火の腹に食い込んだ。見た目は悪いが、海のパワーはすっごく強力になっているみたいだ。
流火は体勢を整え、今度は海の咽元を狙う。
しかし、それより早く海の拳が流火の鼻先を打つ。
流火から拳に飛び込んだ形となり、自爆に近かった。流火はそのまま闇雲に飛び掛ろうとするが、どう見てもヤケクソだ。
海はそこを狙い、左右の足刀蹴りを入れた。流火は海の蹴りを鼻先に連続で食らい――ついに、ホワイトタイガーの巨体は本堂の前に昏倒した。
海のパワーアップに驚きを隠せない。
「カイ! とどめよっ!」
愛子はそう叫んだが、どうも乗り気でないようだ。
そのとき――満月が雲に隠れた一瞬の出来事だった。
「冗談じゃないや! あの島に閉じ込められて一生を終えるなんかゴメンだからなっ! 貴様を殺してやる。絶対に殺す。ぶっ殺す!」
牙を剥き、流火は海に襲い掛かった。
「きゃあっ!」
海は愛子を抱きかかえ、後方に飛びずさった。そして、佐々木警部に愛子を預け、可能な限りふたりから離れる。
流火は海を追い、後方から飛び掛かる。
だが、それより一瞬早く、海の右回し蹴りが流火の腹に食い込んだ。見た目は悪いが、海のパワーはすっごく強力になっているみたいだ。
流火は体勢を整え、今度は海の咽元を狙う。
しかし、それより早く海の拳が流火の鼻先を打つ。
流火から拳に飛び込んだ形となり、自爆に近かった。流火はそのまま闇雲に飛び掛ろうとするが、どう見てもヤケクソだ。
海はそこを狙い、左右の足刀蹴りを入れた。流火は海の蹴りを鼻先に連続で食らい――ついに、ホワイトタイガーの巨体は本堂の前に昏倒した。
海のパワーアップに驚きを隠せない。
「カイ! とどめよっ!」
愛子はそう叫んだが、どうも乗り気でないようだ。
そのとき――満月が雲に隠れた一瞬の出来事だった。

