「あ…アンジュ」 野瀬くんはかなり驚いた表情をしてみせた。 「何?裕矢の知り合い?」 「てか今“アンジュ”って名前でよんだよね?まさか…二人付き合ってるとか?」 周りはひやかすとは正反対にどよめきだ。 私はかまわず野瀬くんに抱きついた。 泣きながら。 いつも野瀬くんちのベッドでしてるみたいに抱きついた。 でも… 「離れろ!!」