前の私ならトイレに閉じこもり泣いていた。 でも今は彼氏の野瀬くんがいる。 私は隣のクラスに行き、野瀬くんを探した。 「あれってブスで噂の…A組の田中アンジュ?」 「うん。誰か探してるみたい。てか泣き顔きもっ」 隣のクラスの人にまで悪く言われる。 でも私には野瀬くんしか見えてなかった。 「の…野瀬くん!」 私はクラスに入り、野瀬くんのとこに駆け寄った。