「いや…いいです。」 さすがのあたしでも、出会ったばかりの男の人の家に行く気はない。 「えー、別にね、俺が今から警察に通報してもいいんだよ?」 ニヤリ、と怪しく笑った柊さんに、少しビックリした。 「で、どうする?」 「お、お邪魔します……。」 「そうこなくちゃ。」 さっきの笑顔とは違い、ニッコリと優しく微笑んだ。