「じゃあさ、俺ん家来る?」 「………。」 あたしは、今までにないくらい冷たい目を柊さんに向けた。 「いやいやいや。決してやましい気持ちがあるわけではありません!! 夏希さ……家出かなんかでしょ?」 まだ疑問に思いつつも「まぁ…はい。」と答えるあたし。 「だから、泊まるとこないんじゃない?」 「まぁ…はい。」 同じように答えるあたしをスルーして柊さんは続けた。 「だから俺ん家おいで?」