「もう少しで出来るから。」 「やった~!!」 そう言いながら、食べる準備を進める。 これくらいのお手伝いはしないとね♪ 「おいひい!」 熱々のグラタンを口に運んで出てきた言葉。 「そう?よかった。」 いつもの笑顔で微笑んだ。 その笑顔になぜだか分からないけど胸が締め付けられた。 あたしは…いつかまた、こんなに優しい人を裏切らなければならない…。 そう思うと涙が出てきた。