「チョコ好きなの?」 「…うん。」 「そっか。他に好きなのある?」 「あ、甘いのは基本全部好きですよ。」 入院中に食べたのばっかだけど…。 「同じだ。俺も甘いの大好き。」 『甘いのおいしいよねー。同じだねー。』 ―――ッ!!? 拓真の笑顔とあの人の笑顔が重なった。 それと同時にあの人への罪悪感が込み上げてきた。