これは――――…ヤバい、よね? 拓真の顔が少しずつ近づいた。 覚悟を決めて目を瞑った時――――… ピンポーン――… 静かな部屋にインターホンの音が鳴り響いた。 「荷物届いたね。」 そう言って拓真はおでこにチュッと口付けした。 「今回はおでこで我慢してあげる。」 真っ赤に染まったあたしに気づかずに拓真は「はーい。」と玄関に駆け寄った。 …拓真の方が一枚上なんて…認めない。