「琉依さん…」
「はい」
長椅子に向かい合う様に座った僕達の間で繋がれた手が少し痛い位に握られた。
「あの」
「はい…」
「俺の…家に…来ませんか…?」
俺の…
家…?
「池岡さんの家に…ですか?」
「嫌ならいいん…ですけど…」
どうする。
どうすればいい僕。
僕が池岡さんの家に上がるだと?
どんな展開だコレは。
こんな展開は冬麻が異空間に持ち込んでいた少女マンガでも中々見ないから
僕には耐性なんてない。
どうする?僕。
「やっぱり嫌ですよね!じゃあ他の所に「嫌じゃないです!」」
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