あたしのお気に入り綿100%のパンツが馬鹿にされる。 馬鹿みたい! なんで現実の男って下着に文句つけるんだろう。 小説だったら絶対そんなこと言わないのに。 あたしは危機的状況ながらも、やけに冷静だった。 「誰が一番最初にやる?」 「えージャンケンだろ」 あたしの処女は、ジャンケンで負けた人に奪われるほどの価値らしい。 いやだ。