もうそれから私は、


彼にされるがままだった。




担がれたまま教室を出て、担がれたまま靴を履き替えさせられて……




ついにそのまま校門を出た。




すれ違う人すれ違う人、皆驚いた表情で私たちを見ている。






恥ずかしすぎて、穴があったら入りたかった。




いや、



穴が無くても自分で掘って入りたかった。



それくらい恥ずかしくて、仕方なかった。