そして久世くんは、再び私に顔を近づけた。 その距離、5㎝。 あまりの近さに、顔が紅潮する。 「名前で呼ばないと、キスするぞ……」 甘く甘く響く彼の声だけが、 私を支配する―――――…… 「か……な、た―――――」 そう言った私を見て、彼は笑った。 そして…… ――――ちゅっ 私の額に、ふわっとキスを落とす。