「私はアンタと、付き合ってない!!!」 「ハァ? 昨日あんなにアツいキスしといて、それはねーだろ?」 そう言いながら久世くんは、グイッと顔を近づけてくる。 ……近すぎる。 昨日の放課後起こったことが、一瞬でフラッシュバックした。 「あれは……あれは事故です!!」 私はこれでもかってくらい必死に訴える。