ありえない!!っていう女子の声。



悲しみに暮れる、泣き声。



おめでとうって、何故か祝福する声。




――――これは、どうしてくれよう?



とりあえず、こんな騒ぎの起こった教室に居たら身が持たない。




私は久世くんの腕をひいて、慌てて教室を飛び出した。