「哉多、真柴さんと仲良かったっけ?」 久世くんにべったりとくっついていた女子の1人が、彼に疑問を投げかけた。 彼女の視線、なんか痛いんですが。 ……気のせいでしょうか? 「ん? 仲良いも何も―――……」 そう言うと久世くんは、席から立ち上がって 私の肩を抱き寄せた。 そして、朝の清々しい教室に 爆弾を一つ落とす。 「―――俺たち、付き合ってんだよ」